2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧
◎仏と個人の二重の世界を生きている 一遍は、「となふれば仏もわれもなかりけり 南無阿弥陀仏なむあみだ仏」の歌を詠んで、由良の法燈国師心地覚心に印可(さとりを証明)されたと思っていたが、その先があったようだ。 一段目。 兵庫の宝満寺で一遍は、紀州…
◎疎山寿塔の公案は曲者 虚堂智愚(1185-1269)は、宋末の人。京都紫野の大徳寺は、この人なくしては成立しなかった。 虚堂智愚(1185-1269)は16歳で出家。運庵普巌に参禅し、古帆未掛(こはんみか:舟に古くからの帆すらかかっていなかった時はどうか?)の…
◎禅マスター南泉の子猫斬り (2021-06-02) 猫はかわいいものだが、子猫は無邪気さが加わってさらにかわいい。 南泉が住職の寺で、ある時、東堂の僧たちと西堂の僧たちとが、一匹の子猫をどちらが飼うかについて言い争っていた。 そこに南泉がやってきて猫を…
◎自分の墓とその費用のことを気にする 疎山匡仁(洞山良价禅師の法嗣)は、くる病で背が低く、食べたものをすぐに吐き出す病気を持っていた。 疎山に主事僧が寿塔(生前に建てておく墓)を造り終わった旨を伝えた。 疎山「石屋にいかほど銭を与えたか」と問…
◎盗人のとりのこしたる窓の月 南泉普願(七四八~八三四)が、病を得て亡くなるとき、第一座の僧の趙州がたずねた。 趙州「和尚は有(有の側)を知る人ですが、百年の後(亡くなった後)どこに生まれ変わるのでしょうか。 南泉「山の下の檀家の一頭の水牛と…
◎無意識である魚を神化する この絵は、旧約ヨブ記41章1節の海の怪物リヴァイアサンが、餌としての十字架に喰らいついている図(フォン・ランツベルク「快楽の園」(1180年頃))。 リヴァイアサンの口は上を向き、十字架を飲み込もうとしているが、十字架の…
◎僧は自分の首がストンと落ちたことに気がつかなかった 『巌頭が僧に問うた、「どこから来た」。 僧「長安から来ました」。 巌頭「黄巣が通り過ぎてから、剣を手に入れたか」。 〔安禄山の乱後100年ほどして黄巣の乱が起きて、唐朝滅亡に導いたが、黄巣は「…
◎無時間の神秘 ダンテス・ダイジの文章には、神秘という言葉が神の実相を語る表現としてしばしば登場してくる。 『人間を越えようとする 意味づけることのできぬ永劫の情熱 それがいつ人間性の極限をもつき破って 無時間の神秘を実在せしめたのかは 誰も知る…
◎愛は死だ 愛は死だ。自分が落ちる。これは、真剣な恋愛経験者なら誰でも知っている。 近松門左衛門の情死物に心が揺すぶられるのは、現代人も同じ。 OSHOバグワンの説明。 『そしてこれらだけが死の形ではない。さらにもっと微妙な死の形もある。恋に落…
◎祖先が一番初めに通った道 出口王仁三郎の随筆から 『万有と道 鳥獣類にも皆彼等が通行する道というものが定まっているのである。そして、その道以外、決して他の道を通らぬものである。だから猪でも鴨でもその通る道に待伏せしていると、きっとそこを通る…
◎意につくす能はざるところに神の権威があり、また真理がある 出口王仁三郎の随筆から 『神様と味はひ 書は言を竭(つく)す能はず、言は意を竭す能はず、意は真を竭す能はずと云ふことがある。 意に竭す能はざるところに神の権威があり、又真理がある。神は…
◎見神、見仏、見性、一瞥(ちら見)が小悟 白隠は、何度も小悟した。その都度、渾身で感謝、感激と思い上がりを見せるものだから、かえって40代の大悟の印象が淡いものと思われるほどである。 さて、OSHOバグワンが、小悟の説明をしているが、要するに…
◎仙丹を完成直前に盗まれる 周史卿は浦城の人である。 宋の淳祐年間、一人の異人に逢って養生の秘訣を授けられ、それより油果山に上って略二十年計り修煉し、仙丹ようやく出来上らんとした時、ある晩、雨風雷鳴烈しく起こって、長年の間丹精を入れて作り上げ…
◎個人の歓喜から世界のすべての至福へ 性的オルガズムとサマーディ(霊的な歓喜、大悟覚醒)では、会陰のムラダーラ・チャクラと頭頂のサハスラーラ・チャクラが同じ波長で振動し、歓喜が得られる。 ムラダーラ・チャクラとサハスラーラ・チャクラの間に生の…
◎酷暑モードから錦秋モードへの切り替え 最高気温が連日30度を下回るようになってから、膝の動きが悪くなったり、胃腸の調子が悪くなったり、いささか不調が出るようになった。思い当たるのは、肉体が酷暑モードから錦秋モードへの切り替わったということ。 …
◎見守ることを通して奇跡が起こる 意識の流れと言えば、小説家のジェイムズ・ジョイスやマルセル・プルースト。若い時に読んで全然面白いとは思わなかった。 意識の流れ、心理の流れといえば、精神方面のことであって、物質方面、現実のできごと方面のことと…
◎梁戴は宿に大量の黄金を置いて屍解する錬金術師 ところが梁戴の兄の顔は、その時州の太守となって居たが、ある日突然弟の梁戴が訪ねて来たので、顔は大いに喜び、早速酒を出して共に快く飲んであった。その時顔は弟が身にボロを着て居るのを見て不憫に思い…
◎無際限の富を得て酒食乱倫に使う 梁野人、名は戴、長沙の人である。彼の父兄は共に儒学を治めたけれど、彼のみは独り仙道を学び、日夜研鑽して鉛汞修煉の術を得た。 三清殿の後苑に一の銅像があって、ある日、彼はその下に憩って居ると、頻りに唾気が催して…
◎ある草で鉄を煮ると銀に変わる 張先生は、貴池の人である。幼少の時に一人の異人に逢って仙術を授けられ、斉の国の山中に草廬を構えてそこに住んでいた。 彼は平生極めて無口な男で、終日ただ室の中に端座して神を煉ることに努めていたが、頭髪は黒く光沢が…
◎音をきっかけに自分の奥底をのぞき込む 著者のピーター・バスティアンは、デンマーク人のバスーン奏者にして、巨匠チェリビダッケの愛弟子。ハタ・ヨーギ。一日、彼は、ブルガリアのクラリネット奏者を訪問することにした。彼は、クラリネットの一音を聞い…
◎霊界止まりでなく、一足飛びに脱落 昔、能楽とはどんなものかということで謡曲集を読んでみたが、霊界止まり気味であって、あまり感心しなかった。 薪能の由来の一説に、一休禅師の時代に京田辺市薪里で能をやったのが、薪能の始まりという説がある。この薪…
◎ネーチュンという未来予知システムの功罪と限界 『やがて彼は助手に助けられ、わたしの前に設けられた小さなスツールに坐り、トランス状態に入ってゆく。一回目の祈りが終り、二回目が始まるにつれ彼の恍惚は深まる。この時点で巨大な冠が乗せられる。冠の…
◎ネーチュンは非常に控えめで峻厳 ネーチュンの予言の実際。 ダライ・ラマとネーチュンは、親密であった。 『こうした親愛さはあっても、ネチュンはわたしに対する敬意をつねに示していた。摂政時代の最後の数年間のように、政府との関係が悪くなったときで…
◎ダライ・ラマは審神者、ネーチュンは依代。 ダライ・ラマは、重要な決定を迫られる場合は、国営託宣僧ネーチュンにトランスに入らせ、ドルジェ・ダクデンをその身に憑依させ、質問に対する回答を行わせる。ダライ・ラマは、チベット脱出時にもネーチュンを…
◎観想法からトランス (2010-07-14) ダライ・ラマのインド亡命以前は、チベットに全国的な託宣僧(ネーチュン)制度というのがあった。 託宣僧(ネーチュン)の根拠地は、ラサのネーチュン僧院である。そこでチベットの護法神ペハル・ギャルポとその最も重要…
◎君はあらゆるものとともに死ぬ 『ソーマ・パイロットの言葉』の続き。 『君はつねに今から まったく新しく出発する 言うことがない 考えることがない することがない 君は いちばんなつかしいところにいる さあ、つきあいなぞ どうでもいいから 君のマント…
◎神の言葉でなくては効果はない 寿命を延ばすのは超能力の話だが、ダライ・ラマ、出口王仁三郎とも恣意的に行使していない点が注意。 1.ダライ・ラマ ダライ・ラマがインド亡命後、インドでは、チベット密教の力量ある師の不足に悩んでいた。 かつてセラ大僧…
◎情熱があってこそ宇宙が宇宙としてある ドラッグを服用してハイになって、その状態で文章を書いたり、あるいはその状態を描いたものは、アンリ・ミショーやオルダス・ハックスレー、ウィリアム・ジェームズなど捜せば結構出てくるものだが、窮極に届いてそ…
◎夫婦別姓の狙いは、日本の家庭破壊の促進と、外国スパイの潜入を容易にすること 「中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係 -益尾知佐子 著/中公新書」を読んだ。気のついた点は、以下。 1.日本は長子相続制だが、中国は外婚制共同体家族。これは、日本で…
◎耐えられるぎりぎりのトリックを解く方法 『ソーマ・パイロットの言葉』の続き。 『素直であればいい 混乱や恐怖や不可解な中でも ただ素直であるしかない 天国だろうと地獄だろうと おれはあるがままでいるしかない ドラッグ・ソーマの神は 時にトリップ者…